一番くじ、それは夢
ギャンブルに乏しい国、日本。
なんとなく日本人はギャンブルが嫌いと言うか、ギャンブルをする人間に厳しい。
競馬や競艇なんぞやるのは遊び人。
パチンコでもしようものなら、家族から人生の敗北者を見るような目で蔑まれる。
ネットでもパチンコに版権を売ったアニメに対して厳しい声が数年前はものすごくあった記憶がある。
今ではパチンコが続編に少なからず影響することがあってか、然程ではなくなった感じはあるものの、やっぱり印象自体そんなによろしいものではない。
個人的には、パチンコ自体はもっと資金源をはじめとして国が管理すべきだし、依存症になりにくいように対策打つべきだとは思うけれども、
あくまでも、おこづかいの範囲内、趣味の範囲内でやる分にはいいんじゃないのと思う。
ギャンブルもしかり、自制できるならいいんじゃないのと思うが、なかなか世間のイメージが悪い。
しかし、日常に多少の刺激は求めたいものだ
しかし、ギャンブルは堂々とできない。
そんなポイズンな世の中に流星のごとく現れたもの、それが一番くじである。
日常に確実に刺激をもたらし、かつ、そんなに損するわけじゃない。
そんな存在、それが一番くじだった。
下位を引けば、クソほどもいらない景品が当たるが、上位を引いた日には、時には神がかった、具体的に言えば花魁シェリルみたいなフィギュアがもらえるのである。
下位もみんな大好き駿河屋に送りつければ、それなりの値段になったし、ローリスクローリターンな、
いわばギャンブルっぽいやつ、みたいな感じ「だった」
今の一番くじは人件費の関係か、600円いや800円のくじだって、フィギュアが泥人形みたいなのが当たる。
時々、プライズよりは上だなーみたいなフィギュアもあたるが、花魁シェリルの足元にも及ばない。
で、色紙やグラスでお茶を濁される。あ、でも最近の艦これカレー、あれはアリでした!
とにかく、景品のクオリティ低下と値段の爆上げが顕著だ。
もうこうなったら、一回5000円にして必ずフィギュアくれるとかしてくれよ!
と思ったら、ぼちぼちやってるらしい。
でもこれってフィギュア買ってるだけだよね?
2000円で絵を買うみたいなくじもあるけど、糸引あめみたいだ。
もういっそ、1500円くらいにしていいから、いらないもんいれない、上位もそれなりのくじにしてほしい。多分やらないけども。
宝くじの売り上げが減っている、という話を聞いた。
パチンコスロットも規制の嵐で斜陽らしい。
一番くじもとくに規制は受けてないが斜陽。
とりあえず真面目に生きろってことだろうか。
廃墟に思う
幼い頃、車でよく通る道に廃病院があった。
結構有名なスポットらしく、不穏な空気をジャンジャンデルノザウルスと言わんばかりに垂れ流していた。
もう、通る度に怖くて怖くて、いつも姿を見るまいと車のなかで丸まっていた。
母もそれを知ってか知らずか、自分が悪いことをすると決まって用もないのにその病院の前を、しかも夜に通ったものだった。
小学生になっても、はたまた中学生になっても、その病院が怖くてたまらなかった。
そしてある日のこと
その病院の解体が決まったことを知った。
廃墟マニアは肩を落とし、もちろん自分は長年の目の上のタンコブが抹消されることを歓喜した。
そして数年がたち、久々に病院の前を通る機会があった。
もう、恐怖におののくことはない!
ばっちり、まるまることなく、お前のいなくなった世界をこの目に焼き付けてやるぜ!!
と言わんばかりに窓の外をのぞくと、なんとそこには
老人ホームが建っていた。
なんともしがたい感情がやってきた。本当にこれで、よかったのか……?と。
なにに対してか、は今でも全く分からないが。
とりあえず今でも臆病な癖は抜けない。
知らずに訪れた地が曰く付きだともう、その晩は安眠できない。
とりあえず、もうこれはネットの弊害と言うことにしとこう。
駿河屋はヤバイ
実は駿河屋はてっきり個人経営なんだと思っていた。
小さな玩具店を営んでるおじいちゃんとおばあちゃんを大学で経営学なんかかじっちゃった孫が言葉巧みにまるめこんで、小規模経営の玩具店駿河屋をネットへ進出させちゃったんだ、と。
基本孫がネット関係の管理をし、梱包とか査定とかはおじいちゃんとおばあちゃん。
会社をでかくしたい孫は玩具店の現状を省みず、儲け第一主義、薄利多売の精神でホイホイ買取とか注文とか受けちゃう。
おじいちゃんとおばあちゃんは、孫かわいさに老体にムチうちながら、日々来る大量の注文や買取業務をこなす。
そのうち規模が大きくなるにつれ、おじいちゃんおばあちゃんだけではとても回せなくなり、今度は家族が、次は親戚が、次はおばあちゃんの知り合いの無職が。
そのうち人材のコネもつき、駿河屋は遅延しはじめる。
そして、ついに、老体にムチをうちまくったおじいちゃんおばあちゃんは、無能な孫のクソ采配により、倒れそのまま……
そして今日、おじいちゃんおばあちゃんという、大きな戦力を失った駿河屋は現在、在庫品は2週間、買取は1ヶ月待ちがザラみたいな状況に。
孫、マジクソ!!!おじいちゃんおばあちゃんをなんだとおもってんだ!!人間のグズめ!!
と、勘違いしていたネットユーザーは少なくないと思うが駿河屋はサッカーチームのサポーターもやってる大企業様なのだ。
大企業様なのに、ここまで遅延するのはインドネシア人に豚汁だしたからだ、とまことしやかに囁かれている。
とりあえず以前の買取りは、ダンボール4箱、かんたん買取、200点くらいで一ヶ月かかった。
ちなみに28000円くらいだったから、大変よろこんでおります。
今回は我が家の蔵出しスペシャルでざっと1000はある。
ダンボール10箱に及ぶ。
さて、今回は何ヵ月でなん十万円くれるんですかね駿河屋さん!!
1日も早いご連絡をお待ちしております!!!
引越しはこりごりでござる
かの有名な葛飾北斎は引越し魔だったらしい。
それはもう、ことあるごとに何かにつけて引越ししたらしい。
そんな話を小学生のときに読んだ歴史の本で読んだような気がする。
その時は単に「へえ」とか「引っ越しそば食えていいな」くらいにしか思わなかったが、今ならはっきり言える。
引っ越しは本当に疲れる。寿命が縮む思いをする。
引っ越ししてから、体がだるく、熱もでて、咳もでて、体の機能の一部がポンコツになった。
江戸時代は引っ越し業者なんかないし、葛飾北斎は結構長生きしたような記憶がうっすらある。
葛飾北斎やべえ。
とにかく、かくいう私も葛飾北斎を見倣って引っ越し業者なしで引っ越しを敢行した。
引っ越し業者の見積もりが、じゅううんまんレベルだったからなんだけど。
ただし、この判断はのちに大きな後悔を生むことになった。
大量のフィギュア漫画プラモ一番くじ景品
これらのワードをすっかりてっきり忘れていた。
もう、むしろ、浮いたお金でフィギュアを買おうとか考えてた。
しかし、甘かった。
一週間で引っ越しなんて終わると思った。
終わらなかった。
しかも具合がわるくなった。
もうその損害は多分引っ越し業者に頼む以上になってしまっている。
もう仕方ないからフィギュアとか漫画とか一番くじの景品とか同人誌とか、みんな駿河屋におくってやった!!
そして駿河屋からはまだ買取の返答はこない。
だから今度は秋葉原でトレカを売ってやった!!
フィギュア買うどころか、全てをうっぱらう結果になってしまった。
きっと葛飾北斎も引っ越しのたびに漫画うっぱらってたんだな。かわいそう。
物の多いみなさん、引っ越しは素直に業者さんに頼もう!
そして駿河屋さん、早めにご連絡いただけますと幸いです!!